リゼロ2期30話で、ロズワールはエミリア抜きでスバルに話をしようとします。それは、エミリアを王選に勝ち残らせるための「共犯者」になってほしいからだと彼は話しています。
しかしその言葉選びは少し奇妙です。スバルも言っていましたが、こういう時は普通「協力者」という言葉を使うはずです。これは、ロズワールが王選を勝ち抜くうえで何かを企んでいることを暗に示していると考えられないでしょうか。
というわけで今回は、ロズワールがどうしてスバルのことを「共犯者」と呼んだのか、そして何を企んでいるのかについて見ていきたいと思います。
- スバルのことを「共犯者」と呼んだ理由は?
- 何を企んでいるの?
リゼロ2期|ロズワールがスバルのことを共犯者というのはなぜか理由は?
冒頭でも話したように、ロズワールはエミリアを除いて、スバルとラムの三人でこれまでの話をしていました。その会話の中で、ロズワールはスバルのことを「共犯者」と表現していました。
ロズワールがイジワールになっちゃった
🥺#リゼロ pic.twitter.com/eguxKIco7A— kiyo (@kiyo1105adgjm) August 5, 2020
協力者ではなく、共犯者という言葉を使ったからには、何か良くないことを企んでいるらしいことは明白です。そのヒントは、今回のスバルとロズワールの会話の中にあると思います。
スバルは、ロズワールにどうして魔女教の襲撃の際にいなかったのか、と問いました。その時のロズワールの返答が問題です。なんと彼は、 わざとエミリアとスバルたちが魔女教と戦うように仕向けていたのです。
彼はそれを、エミリアとスバルの成長のためだといっていました。実際、彼らはその戦いを通して成長しています。もちろんその成長は、王選を勝ち抜くために必要なものなので不自然なことではありません。しかしその方法はかなり問題です。
スバルもロズワールに言っていましたが、その事件を通して少なからず人が犠牲になっている部分があります。スバルのおかげでかなり犠牲を減らすことはできたはずですが、それでもゼロではないことは明らかでしょう。
つまりロズワールは、そのような犠牲が出る手段でエミリアたちを成長させることを、スバルに黙認しろと言っているわけです。それを協力するのは確かに、「共犯」と表現するにふさわしいことだと思います。
どうしてロズワールはスバルを共犯者に選んだのか、そしてロズワールはどうしてそこまで彼らの成長を急いだのか、どうしてそこまでスバルを信じることができるのか。そのあたりについてはこの後の章で見ていきたいと思います。
Re:ゼロから始める異世界生活 30話
試練に苦しむエミリアの話。ロズワールの狙いはスバルを信じた上での筋書き。故の共犯者な意味か。だがそれを知った上で反発するスバル、そこに過去と向き合った意義が利く。重き空気のままで迎えるエルザ因縁の引き展開、その構成の計算高さに感心。#rezero #リゼロ pic.twitter.com/cZHu5vGUu7— ぐでたか@ぼーだーF級 (@tk_yama_s2) August 5, 2020
リゼロ2期|ロズワールは一体何を企んでいる?思惑は?
ロズワールは一体何を企んで、エミリアたちを成長させようとしているのでしょうか。そして、スバルを共犯者として選んだのでしょうか。
“共犯者”
ロズワールとスバル。
ある目的と狙いの為にそばに転がるものには目もくれずに直進してる。狂ってる。ロズワールがいればあんなことにはならなかったしやれたのも結果論。信用ならねぇ。レムはスバルの中だけなのにロズワールはスバルの何を知っていて何を信用していたのか。#rezero#リゼロ pic.twitter.com/YPDb4aSTO0— さつき△🇦🇶Re:make (@Resatsuki0) August 5, 2020
以下のような項目に分けて、それぞれ見ていきたいと思います。
- スバルを共犯者に選んだ理由は?
- ロズワールは一体何を企んでいる?
ロズワールがスバルを共犯者に選んだ理由は?
ロズワールがスバルを共犯者に選んだ理由は、彼が「死に戻り」の力を持っているからです。正確に言うと、スバルが「何らかの方法でやり直しできる力を持っている」ことを知っているのです。
彼はエキドナが作った「叡智の書」というものを持っています。それは自分の行動方針を決めているのですが、その書物の中にスバルのような力を持った存在が記述されているのです。
つまり、やり直しの力を持つスバルを自分の思惑を達成するために利用しようと考えるようになったわけですね。確かに、間違ってもやり直す力があるというのは非常にありがたいことです。
もちろん、死に戻りの際にロズワールは記憶の保持はできません。ですが、スバルがやり直すことでロズワールにとってプラスの変化を起こさせるように導くことはできると思います。
そのようなことを踏まえて、ロズワールはスバルを共犯者に仕立て上げようとしたのでしょう。また、「叡智の書」があるからこそスバルのことをそこまで信じることができるわけです。
ロズワールの異質さって何故スバルをあそこまで信用できるのか?ってところにあるんだよね
そしてあまりにも希望的観測によってもたらされたエミリアとスバルの功績を当然のように思っている
「共犯者」「君を信じている」の言葉の真意はもう少し後で語られるでしょう— 鈴音 (@SuzuneY13) August 5, 2020
ロズワールは何を企んでいるの?
ロズワールの最後の目的は、「エキドナを復活させること」にあります。その目的を達成するために彼はエミリアを王にし、エキドナを封印している神龍ボルカニカを倒そうとしています。その上でエミリアとスバルの成長は欠かせないのです。
どうして彼はエキドナを復活させようとしているのでしょうか。それは、彼とエキドナの関係性にあります。
実はロズワールはエキドナの教え子だったのです。それが、ロズワールが叡智の書を持っていた理由でもあります。
エキドナが生きていたのは400年も前の話ですが、ロズワールは子孫の体を乗っ取ることで魂を生き永らえさせてきました。つまり、今のロズワールも中身は400年前の初代ロズワールと同じだということです。
では、どうして龍を倒すためにエミリアを王にすることが必要になるのでしょうか。
エミリアを王にするのは「神龍ボルカニカにあう権利を手に入れるため」です。王は龍の巫女ともいわれるように、龍と深いつながりを持っています。そのことを考えても、目的を達成するためにはエミリアを王にすることが必須になるのは間違いないでしょう。
そのためには、エミリアに村人をはじめとした民衆からの信頼を勝ち取り、実力をつけていく必要があります。その方法として、ロズワールはスバルに語ったような非人道的ともいえる方法を取ったわけですね。
まとめ
今回はロズワールの思惑について見ていきました。
最初からかなり怪しい人物として登場してきましたが、こうして見てみるとかなり真っ黒ですね。黒幕というにふさわしい人物でした。今回アニメでも語られたように、エミリアの成長のために人の命を犠牲にしようとしていることも考えると、許しがたいこともしています。
味方に思えた人物が黒幕だった、という展開はかなり衝撃的ですが、本当の意味で彼らの敵になるというわけでもないとは思います。
これからロズワールを含め、スバルたちがどのような運命をたどっていくのでしょうか。これからの展開からも目が離せませんね。
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本ページの情報は2020年8月時点のものです。最新の配信状況は公式サイトにてご確認ください。