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【アニメデカダンス】デカダンス最終回ネタバレ解説&感想!ムニンの正体が判明!エンディング背景のシルエットが結末の伏線だった!

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斬新な設定と美しい映像、そして毎話毎話絶妙なヒキでファンの心をわし掴みし続けたデカダンスが、ついに最終回を迎えました!

厳しい状況の中でもマイペースで大暴れしたバグ達が掴み取った、新しい未来のカタチ。

ちょっぴりビターな部分もチラつかせがらも、文句なしのハッピーエンドでしたね!

今回は感動の最終回についてネタバレ解説するとともに、ファンの皆さんの感想もご紹介していきたいと思います!

  • システムの正体と目的は?
  • EDは伏線だった?世界の結末!
  • ファンの感想

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【アニメデカダンス】最終回ネタバレ解説|ムニンの正体はシステム!世界にバグは必要だった!?

世界にバグは必要だった!システムの目的は?

最終話でついにカブラギの前に姿を現したシステム、それはムニンでした。

とはいえ、実際にはフギンもムニンもシステムの命令を実行するためだけの存在であり、システムそのものに実体はありません

 

実はシステムは世界のありとあらゆるデータを保存し、世界に変化の兆しが現れるとその都度アップデートを繰り返していた、というのです。

そのため、バグの存在やカブラギ達の抵抗もシステムからすれば想定の範囲内。むしろバグの存在は認められており、バグを排除するもの、それに抗うもの、その存在も行動も全てシステムの一部だったというから驚きです。

そうなると、過去にもシステムに抗った存在がいて、撃破されたり成功したりを繰り返してきていたのかもしれませんね。過去のデカダンスや1話冒頭に登場した壊れたサイボーグなどはその伏線だったのでしょうか……。

システムはその時々の世界で起こった攻防を参考にして、自己改良を重ねるために世界を傍観し続けているようです。システムは「意思」を持たず、ただ周囲に流されるだけの退廃的(デカダンス)な存在だったと言えそうですね。

自分以外のものを観察して価値観を変えていく、という点ではカブラギと重なる面もありますが、やはりそこに「意思」があるかないかが大きな違いになって現れているように思います。

ムニンは何のためにカブラギの前に現れた?

「記憶」を司るムニンはカブラギに汚染され荒廃した世界の映像を見せ「愚かな歴史を繰り返さない」ためにシステムは存在すると語りました。

ムニンの台詞から、ムニンは荒廃する前の世界で生きていた、つまり世界が崩壊していく様子を見てきたのだと思われます。その経験故に、ムニンは世界の崩壊に抗うカブラギに「諦めろ」と忠告に来たのでしょうか。

しかし、わざわざ危険がある世界に乗り込んで来てまでカブラギの前に現れた理由は何だったのでしょう。

それは世界の変化で起こるアップデート=現システムは消されてしまうということに、システム(ムニン)が怯えていたからではないかと考えられます。

過ちを繰り返さないために変化を恐れるムニンは、アップデートの鍵となるカブラギを屈服させることで「変わらないことの正しさ」を主張し、アップデートを止めたかったのではないでしょうか。

それでも最後はカブラギの言葉を受けてデカダンスの操縦権を託したムニン。その選択はシステムのアップデートが確定したことによる諦めなのか、カブラギの言葉に「変わる」ことを選択した結果なのか……。

この辺りは想像するしかありませんが、ムニン自身が「変わる」ことを選択したのだと思いたいですね。

【アニメデカダンス】最終回ネタバレ解説|エンディングの背景にあったシルエットは伏線だった!?最後に世界はどう変わった?

デカダンスはどうなった?

オメガとの戦いとシステムのアップデートから3年の時を経て、新しく生まれ変わったデカダンス改めデカダンスシティ!

今度は様々なエリアに分けられ、サイボーグ達は素体ではなくサイボーグ体でゲームに参加できるようになり、農耕体験や広い世界を冒険するアトラクション、攻撃性を持たなくなったガドルとの触れ合いや体を使ったバトルやスポーツなど、各々の好みに合った体験を楽しむ場として再スタートを切りました。

サイボーグ達は素体を使った作り物の刺激ではなく、自らの体験によって刺激を得られるようになったのですね!

そしてタンカー達もデカダンスを飛び出してサイボーグ達と触れ合ったり共に楽しんだりとテーマパークのスタッフのような存在として活躍している姿が描かれており、サイボーグ・人類・ガドルの共存が実現したようです。

システムからすると共存こそが「合理的」と判断したのでしょうが、頑なだったシステム自体がここまで変化するとは意外でした。

主要メンバーはどうなった?

ミナト・ジル

ミナトは最高管理に就任!とはいえ、仕事は司令官の時ほどハードではなくなったようで、少し性格が丸くなったような印象を受けました。

ジルは運営側に戻り、雑用をこなしながらもバグを研究する日々を過ごしている様子。2人は共に働いているようですが、ミナトの方が後輩なのかジルには敬語を使っています

クレナイ ・ドナテロ

どれだけ世界が平和になっても戦士の魂と闘争本能は別物!ということで、クレナイとドナテロはバトルエリアでバトルを楽しむ様子が描かれていました。

「かの力」のメンバーが屋台を出したりしていたので、クレナイも趣味ではなく職業ファイターとして活躍しているものと思われます。ファンクラブまであるとは、さすがです!

ナツメ・カブラギ

ナツメはカブラギが文字通り命を懸けて守った世界を飛び回るツアーコンダクターとしてサイボーグと触れ合い活躍しています。

20歳になったナツメは髪が伸びて大人っぽくなりました!制服にデカダンスのマークが入っているので、個人ではなくデカダンスのスタッフとして働いているようですね。

そしてオメガ撃破のためにリミッターを解除し、全ての力を使い果たしたカブラギでしたが、ジルの手元に3年越しでカブラギのバックアップが入った端末が戻ったことで無事に復活できたようです!

ナツメとの再会の様子をしっかり描かないのがニクいですね!!

しかし、バックアップはオメガ戦直前のデータ。戻ってきたカブラギはオメガ戦のことは覚えていない可能性が大ですが、1つずつナツメに教えてもらうのでしょうか。

やっと時間が動き出したナツメとカブラギのその後のことを考えると、自然と頬が緩んでしまいます!

エンディングはデカダンスシティを描いていた!

平和なアトラクションと人々の笑顔で満ちあふれたデカダンスシティの光景、初めて見るはずなのに不思議と見覚えがあるような気がしませんでしたか?

実は、デカダンスのエンディングの背景に流れていた風景こそが、デカダンスシティを楽しむ人々の様子だったのです!

ナツメのシルエットも首元が襟っぽい形になっているので、20歳のナツメのシルエットだったと見て間違い無いのではないかと思われます。

エンディングの景色はカブラギが夢見る理想の世界なのかと思っていましたが、彼らを待つ未来だったのですね。

まさか毎回毎回壮大なネタバレをされ続けていたとは、全く気が付きませんでした!!

 

【アニメデカダンス】デカダンス最終回を視聴したファンの感想

ここからはTwitterに投稿されたファンの感想を紹介していきたいと思います!

満足!の声が多い中、「もっと尺が欲しかった」「2期に期待!」の声も目立ちました。

世界観の設定の作り込みに対して明かされた謎が少なかったこともあったので、その辺りをもっと楽しみたかった!という方が多いようです。

別企業を舞台にしたスピンオフや、よりシステムの存在を掘り下げた2期にも期待したいですね!

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まとめ&個人の感想

いかがでしたか?

私個人の感想としては、ここまで考察しがいのあるアニメは久しぶりでとても楽しめました!

12話では世界観や謎を全て解き明かすのには短かすぎたとも思いますが、12話でまとめたからこそのスピード感もデカダンスの大きな魅力だと感じています。

ただ1点だけ、不満という訳ではないのですが、同じバグ同士パイプとオメガにはもう少し救いが欲しかったです。

  • システムは変化を恐れ、カブラギを止めようとしていた。
  • システムが変化を受け入れアップデートした世界がデカダンスシティ。
  • エンディングは最終回への伏線だった。

とはいえ、2話で世界観をぶっ壊しながらもストーリーは王道オブ王道。ジェットコースターのような展開でも振り落とされることなく楽しめたのは、「あくまで王道」というブレない芯があったおかげだと思います。この絶妙なさじ加減、お見事でした!

素晴らしい作品を産み出してくれたスタジオNUTに感謝するとともに、次回作にも期待したいと思います!!

本ページの情報は2020年9月時点のものです。最新の配信状況は公式サイトにてご確認ください。