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【グレートプリテンダー6話解説&感想】ローランの目的は何?えだまめを仲間にする意味や人助けをする理由は?

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グレートプリテンダー6話から、Singapore Sky編が始まりました。えだまめが刑務所から出てくるところからの始まりです。

えだまめは、5話のLos Angeles Connection編の最後では、出所したらローランたちと共にコンフィデンスマンとして活動するといっていました。しかし、刑務所の中で心変わりしたようで、もう詐欺にはかかわらないといってローランたちに会おうとしませんでした。そんなえだまめを、なぜかローランは強引に誘い入れようとするのです。

Los Angeles Connectionでも最後まで詐欺師としては特に活躍できないまま踊らされていたえだまめを、どうしてローランはそこまで強引に誘うのでしょうか。

というわけで今回は、以下のような項目を順番に考察していきたいと思います。

  • そもそもローランの目的は? 人助けが目的?
  • ローランがえだまめにこだわる理由は?
  • 6話の簡単な感想

 

グレートプリテンダー6話解説&感想|ローランの目的は何?実は人助けをするため?

Los Angeles Connectionでは、ローランはカッサーノのような悪者だけを狙って詐欺を仕掛けているという話をしていました。今回のSingapore Skyでも、ダニ―という経営者を騙しています。

どうしてローランはそのような人を狙って騙しをしているのでしょうか。その目的をひも解くカギになりそうなのが、今回ダニーを騙した時の出来事です。

ダニーをターゲットにした詐欺は少し不自然なところがありました。というのも、今回ダニーからだまし取ったお金はすべて、クリスというダニーから被害を受けた人物に渡してしまっているのです。

しかも、今回の舞台づくりにはかなりお金がかかっていると思います。地下闘技場をつくったり、観客やレスラーなどのエキストラを集めたりするためにも、お金はかかっていると考えるのが自然です。つまり、採算を度外視してダニーを騙したことになります。

そうすると、今回の詐欺はローランたちにとっては稼ぎがほぼなかったことになります。このことから、ローランたちの目的はお金を稼ぐことだけでは無いと考えることができるでしょう。

それを踏まえて、ローランたちの本当の目的が一体何なのかについて考察していきましょう。可能性としては、以下のようなものが考えられます。

  • ローランは人助けのために詐欺をしている
  • 悪人たちに復讐として詐欺をしている

それぞれについて少し詳しく見ていきましょう。

ローランは人助けをするために詐欺をしている?

今回のケースは、まさにそのケースです。ダニーを騙してお金をとったのは確かに悪いことですが、クリスの目線から見ると、ローランたちはヒーローに見えることでしょう。

カッサーノのケースを見ても、実は人を助けるために動いていたということもできます。カッサーノは麻薬取引を支配していたわけですから、カッサーノを動けなくすることは、同時に麻薬の流通を阻害することになるわけです。

カッサーノによって若い俳優たちが廃人にされてしまったという話はありましたが、間接的にそれを救っていることになります。

そう考えると、悪人の手にかかって苦しんでいる人を助けるために詐欺を働いている可能性があるといえるのではないでしょうか。

ローランは悪人たちに復讐するために詐欺をしている?

今回お金を度外視して詐欺をしていたことを考えると、悪人を騙すこと自体が目的である可能性もあります。その副次的な要素としてお金を手に入れているということです。

えだまめは、色々な人に裏切られた過去から、今度は自分が裏切る側に回ることを考えて詐欺師になりました。実はローランにも同じような過去があるのではないでしょうか。

つまりローランは、自分を苦しめた人物のように、誰かを苦しめる人物に復讐をするために詐欺をしている、と考えることはできないでしょうか。これは、上の項目でも見た人助けにもつながるかもしれません。

つまり、その目的を達成するためには、相手が悪人である必要があるので、人助けにもつながっているということです。

グレートプリテンダー6話解説&感想|ローランがえだまめを仲間にしようとしている理由は?

ローランはえだまめを仲間にすることにこだわりを持っているように見えます。

Los Angeles Connectionではえだまめのせいで計画をややこしくされてしまった部分もあります。それなのに、どうしてローランはえだまめを仲間にしようとしているのでしょうか。ローランがえだまめにこだわっていると思われる理由に、以下のようなものが挙げられます。

  • 整備士として呼ぶために、整備工場の親方を買収している
  • 詐欺師として一緒に活動してもらうために、飛行機に細工をしている

特に、親方の買収の方には安くはない費用が掛かっているようでした。誘って何のメリットもない相手に対して、お金をかけるようなことをするでしょうか。

おそらくですが、ローランはえだまめの詐欺師としての才能を買っている部分があるのだと思います。2話でも、えだまめがローランたちの根城から姿を消した時、えだまめを信じているような台詞を口にしているので、それは間違いないでしょう。

ただし、結局えだまめのこともだましていたことも含めて考えると、その才能を高く評価していると断言はできないように思います。どちらかといえば、これからの伸びしろに期待しているのではないでしょうか。

そう考えると、えだまえと共に活動することでともに成長していくことを視野に入れているのかもしれませんね。

他の可能性ももちろん考えられます。

一つの例ですが、えだまめのような誠実で騙されやすそうな人物を使うことで、よりターゲット(作中ではフィッシュと表現されていました)に取り入りやすくなる、と考えているだけの可能性もあります。ただ、ローランといえどそれをするためだけにここまでの労力を使うとは考えづらいので、可能性としては低いと思われます。

ローランがもともとつかみにくい人物なので、そのあたりの真相が明らかになるのはもう少し先になりそうですが、これから先の展開の注目ポイントになる部分でしょう。

グレートプリテンダー6話解説&感想|6話の感想を簡単に紹介

以上のような考察につながるヒントがちりばめられていた6話ですが、まだまだSingapore Skyの物語の始まりにすぎません。実際、次のフィッシュの姿と、何をするのかが明らかになっただけで、物語自体は動き出してもいないといって過言ではないでしょう。

しかし、えだまめとローランが合流したことは、物語の中でも重要な展開かもしれません。

えだまめが戻ってきてくれてよかったな、と思う反面、そのまま詐欺から足をあらってほしかったな、とも思います。えだまめの人生にとっては後者の方がいいとは思いますが、もしかすると、ローランと手を組むことで、えだまめにとって何か新しい道が示されるのかもしれません。

前回5話・Los Angeles Connectionの最後でえだまめが言っていた「自分もコンフィデンスマンになれるだろうか」というような台詞からも、ローランたちの行為に対して少なからず好意を抱いていることは間違いないと思います。そして、自分が刑務所から出てくるまで待っていてほしいと伝えてもいるので、その時は仲間になる気があったのでしょう。

これからえだまめがどういう人生を選択していくのかが、このSingapore Skyの物語のポイントになっていくのかな、と感じさせる始まりでした。

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まとめ

この6話は、ローランの詐欺の目的や、えだまめと組みたがっている理由などを考察するヒントがちりばめられていた回でした。

とはいえ、ローランの性格上、過去や真意がかなり見えにくいので核心に迫るようなことは言えていませんが……。

そして、上の感想でも言っているように、これからどのような物語が始まっていくのか、と期待させてくれる話だったとも思います。Singapore Skyで起こる事件がどのような展開を見せるのか、今後も目が離せませんね!

 

本ページの情報は2020年7月時点のものです。最新の配信状況は公式サイトにてご確認ください。