リゼロ2期37話で、スバルは再びエキドナの茶会に招かれることになりました。しかも、そこには魔女が勢ぞろい。そんなかなり強烈な絵面で繰り広げられる会話の中に、とんでもない人物が登場します。
それは、スバルに「死に戻り」の力を与えた張本人、嫉妬の魔女サテラです。
茶会にサテラが登場したことで、スバルたちはどうなってしまうのでしょうか。そして、この後茶会はどんな結末をたどることになるのでしょうか。
今回はそのあたりを、ネタバレを踏まえて解説していきたいと思います。
- 茶会の結末はどうなるの?
- サテラが登場したのはどうして?
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リゼロ|魔女たちの茶会の結末はどうなるかネタバレ!
リゼロ2期37話でスバルが参加した茶会の内容は、リゼロの原作小説で言うと第4章74『魔女の企みと提案』から第4章79『夢の終わり』までになります(そのあとに、スバル以外の魔女たちで会話している第4章幕間が続くので、厳密には幕間までです)。
この茶会で起こった出来事で重要になるポイントは以下の3つです。
この中でもサテラの登場に関しては後の章で詳しく紹介するので、「エキドナとの契約」「スバルの死に戻りについて」の2つの話について見ていきたいと思います。
スバルとエキドナの契約の結末
この茶会で、エキドナはスバルに契約を持ち掛けます。スバルの死に戻りの能力を理解している人間として、スバルをサポートするというのです。
今夜はテレビ北海道、KHB東日本放送、テレビ愛知、サンテレビで放送で37話の放送です。
エキドナのあのセリフにご注目ください‼
25:00 サンテレビ
25:31 KHB東日本放送
26:00 テレビ北海道
26:05 テレビ愛知#rezero #リゼロ pic.twitter.com/63ev4ndXny— 『Re:ゼロから始める異世界生活』公式 (@Rezero_official) September 23, 2020
誰にも死に戻りについて話すことができなかったスバルにとって、その契約はとても魅力的です。
しかしその契約を、ミネルヴァを始めとした他の魔女たちが止めに現れます。同時に存在することはできないと思っていたスバルにとっては誤算でしたが、彼女らはスバルが魔女との契約を軽く見ていたからこそ、止めにやってきたのです。
それもそのはずです。その契約の目的は、エキドナが本来見ることがかなわなかったはずのあまたの平行世界を見るためだったのですから。実際作者さんはこのようにおっしゃっています。
エキドナと契約するとどうなるかわからなかった人にちょっと細かく説明すると、スバルは三章クリアに5回死にましたが、エキドナが力を貸してくれた場合は1万回ぐらい死にます。違う選択の結果が見たいエキドナが誘導するからです。でも、クリアはできる。その先が見たいから。#rezeroneko
— 鼠色猫/長月達平 (@nezumiironyanko) September 23, 2020
クリアはできるようですが、スバルが味わう苦しみは本来のなんと2000倍。めちゃくちゃです。魔女たちはその異常性を理解していたがために、エキドナとの契約を止めたがっていたわけです。
エキドナについては、こちらでまとめています。
この次の項目でも見ますが、スバルはこの茶会を通して死に戻りの力を積極的に使う考え方を改めます。死に戻りを前提にして、犠牲にかまわず突き進むのではなく、自分が命を落とさない形で前進することを目指そうとするのです。
その目標と、エキドナとの契約はかみ合いません。だから、スバルはエキドナの手を取ることを選びませんでした。
スバルの死に戻りについての話の結末
上の項目で軽く触れましたが、この茶会でスバルの死に戻りの考え方は大きく変わります。
第4章になってから、スバルは今まで以上に死に戻りを1つの手段として使うようになりました。1回の死に戻りを無駄にしてでも情報を集めるスタンスで、今回のループには臨んでいました。
しかし、第2の試練で彼が見たのは彼が死に戻りした後に残された人たちの現在でした。その姿は、スバルの想像を絶するほど過酷なものでした。
その光景を見た直後に参加した茶会で、スバルはミネルヴァたち魔女からあることを言われます。
それは、スバルの行動が「気持ち悪い」ということでした。死に戻りは確かに苦しいものではあるものの、そのせいで残していく誰かを傷つけることから目をつぶって、何度も何度も死に戻りを繰り返すスバルの姿は、確かに異様です。
その異常性は、魔女をして「気持ち悪い」と言わしめるほどのものだと思います。
自分が傷つくだけなら、他の人が傷つくよりもマシ。スバルはこの時は本気でそう思っていました。だからこそスバルは、この茶会を終わらせるために、自ら舌を切って自害しようとするのです。
しかしそこで彼は気づいてしまうのです。自分が死に戻りするたびに、自分が築いてきた温かい環境や、出会ってきた人達との関係もリセットされることを。そして、守りたい人たちとの未来に、自分も一緒にいたいのだということを。
そう思ったスバルは、「終わらせたくない」と思ってしまうのでした。その結果、ミネルヴァによって蘇生され、彼は生きたまま、茶会を後にすることになります。
ここで、彼の死に戻りに対する考え方は大きく変わったわけです。つまり、終わらせることを前提にするのではなく、今回のループで問題を解決することを前提にして動き始めることになった、ということですね。
それでは次の章で、この茶会でサテラの登場がどう影響するかについて見ていきたいと思います。
リゼロ|魔女たちの茶会にサテラが登場した理由と結末は?
リゼロ2期37話で、エキドナの茶会にサテラが姿を現しました。しかし、エキドナの茶会には本来サテラは参加できるはずがありません。
ではどうやってサテラは茶会に参加したのでしょうか。そして、なぜ参加することになったのでしょうか。順を追ってみていきましょう。
どうやってサテラは茶会に登場したの?
先ほど書いた通り、エキドナの茶会に嫉妬の魔女サテラは参加することができません。
というのも、もともと茶会に参加できるのは、「なぜ」という疑問を抱いた人間と、エキドナが魂を蒐集した魔女だけだからです。
また、今回のエキドナの態度を見ても分かるかもしれませんが、エキドナはサテラのことを人一倍敵視しています。そのため、サテラは茶会の空間に足を踏み入れることはできないようにしていました。
まず根本的に、本体が封印されているサテラは、ここに姿を現すことはできないはずです。しかし、サテラは何らかの手段を用いて封印された場所から、外に出ることは可能なことは以前起こった聖域襲撃を見ても明らかでしょう。その方法で、今回もエキドナの茶会に姿を現したと考えられます。
しかしどうして、入ることができないはずのエキドナの空間に入ることができたのでしょう。おそらくその答えは、サテラが「嫉妬の魔女」としてでなく「サテラ」として登場したからなのではないかと考えられます。
実は、「嫉妬の魔女」と「サテラ」は別の存在です。簡単に言ってしまえば二重人格というやつです。
原作の第4章76『≠サテラ』でエキドナはそれについて、「適性のない魔女因子を取り込めば、本来の自分とせめぎ合って別人格が生まれることがある」と語っています。
つまり、魔女因子によってサテラの中に「嫉妬の魔女」ができてしまったということです。
そして、今回登場しているのは「サテラ」になります。つまり、エキドナが参加できないようにしていたのは「嫉妬の魔女」だけで、「サテラ」は可能だった、と考えると自然なのではないでしょうか。
ただし、答えが示されているわけではありませんので、推測の域を出ませんが……。
サテラはどうして茶会に参加したの?
この茶会について書いた原作小説を見てみると、その理由は2つあると考えられます。
愛していると伝えること
これは、以前から明らかになっていることではありましたが、サテラはスバルにかなりご執心です。スバルに拒絶されながらも、執念とすら言えるほどの愛情をサテラは伝えています。このあたりの異常なまでの愛情は、「嫉妬の魔女」の名前にふさわしい感情ともいえるでしょう。
聖域襲撃の時にもその片鱗は見えていましたが、ここでもサテラはスバルに想いを告げるわけです。
おそらく、彼女はそれを伝えるために来たことは想像できます。ただ、なぜその場所としてエキドナの茶会を選んだ理由はよくわかりませんが……。
自分を愛してほしいと伝えること
もう1つの理由は、スバルが前を向くために非常に大切なものです。それは、スバルに「自分を愛してほしい」と伝えることでした。
前の章で説明した通り、今回のループ以前から、スバルは死に戻りを1つの手段としてとらえています。つまり、自分が死ぬことに拘泥しなくなり始めていた、ということです。
それをサテラは気づかせたかったのだと思います。原作の第4章77で、サテラはスバルに「もっと自分を大切にしてほしい」や「あなたが救いたいと思う中にはあなたも入っていてほしい」と伝えています。
アニメでもエキドナが言っていましたが、サテラがスバルに死に戻りの力を与えたのは、極論「スバルが死なないため」です。その力を、スバルが勝手に人助けのために使っているにすぎません。
しかしその中で、スバルは「自分の命はどうなってもいい」と思うようになってしまっていたのです。サテラは、その勘違いを正したかったのだと思います。
つまり、死に戻りできるからと言って、死んでも誰も悲しまないわけじゃない、ということです。
おそらくサテラは、このことを伝えるためにこの空間に現れたのだろうと思います。自分が愛する人を、救うために。
サテラ登場の結末は?
サテラたち魔女の思いを受けとったスバルは、「死に戻りは選択肢の1つに過ぎない」ことにようやく気付きます。
そして、スバルは自分をもっと大事にする、ということをサテラに伝えます。まだスバルの中ではサテラの言動を理解できない部分が多くありましたが、それでもサテラの言葉のすべてが異常だとは思わなくなっていたのでしょう。
ただ、スバルの中ではサテラを受け入れたい気持ちと、拒絶したい気持ちがせめぎ合っているのでした。
そんなスバルに、サテラは「いつか私を殺しに来て」と別れ際にいうのです。しかしスバルはその言葉に対して「いつか必ず救って見せる」と言います。その時、スバルはサテラの表情を初めて、しっかりと見ることができました(それまでは黒い靄に覆われてしまっていて、視認できない状態でした)。もしかすると、スバルが救いに行く、といったのはその表情を見たからかもしれませんね。
そうしてスバルは茶会を後にしましたが、そのあと魔女たちは第4章幕間で雑談していました。スバルの成長を見届けた彼女らは、少々魔女らしからぬ態度で、前途多難なスバルの今後を心配しているのでした……。
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まとめ
エキドナの茶会にサテラが現れたのは驚きですが、そこでサテラはスバルに愛と許しを与えるわけですね。
サテラは、スバルがいつの間にか忘れてしまっていた「自分を守る」という目的を思い出させたかったわけです。愛している人が傷つくのは嫌に決まっています。
魔女なのでその示し方は少し以上だったかもしれませんが、伝えたい感情自体は、実はかなりまっとうなものだったのかもしれません(もちろん、それでこれまでの行動が許されるわけではないでしょうが……)。
この許しで、スバルは考え方を正すことができました。これでループ解決に向かって彼は前進することができるようになったわけです。
これからスバルがどんな活躍をしていくかについては、今後の展開にご注目ください!
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本ページの情報は2020年9月時点のものです。最新の配信状況は公式サイトにてご確認ください。