魔女の旅々(アニメ)
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魔女の旅々(アニメ)あらすじ
イレイナは魔法使いの最上位、若くして「魔女」の素晴らしい素質を見せていて、一人の旅人でもあった。そんな彼女の憧れは子供の頃に読んだ旅の物語、その物語には自由気ままな長旅が描かれていた。
そんな物語を体現するかの様に、イレイナはこの広大な世界を自由に渡り歩いて、いろんな人に触れ合ったり、いろんな国を訪れたりしていた。そしてその度にイレイナは気にかけてくれる現地の人に対して、旅人で先を急がないといけないので構わなくていいと、その場を後にするのだった。これはそんな魔女イレイナが紡ぐ、出会いと別れを描く物語。
魔女の旅々(アニメ)|小説が原作?評価や感想は?
魔女の旅々の作者は白石定規さんで原作は日本のライトノベルとなっています。
「このライトノベルがすごい!」というライトノベルのガイドブックで2018年の単行本・ノベルズ部門で9位を、翌年の2019年には6位を取っています。現在全部で原作は13巻GAノベルで既刊されており、漫画はガンガンコミックスUP!で2巻既刊されています。
話の作りとしては基本的には一話完結となっているのですが、数話にわたって描かれる長編も中には含まれているようです。感想としてはほのぼのとした淡々としてあっさり読むことができる話や、ちょっとシリアスなバッドエンドといえる話もあるようです。「キノの旅」のような楽しみ方ができるという意見も多かったようですよ。
主人公魔法使いイレイナの夢のような旅が見れる話しになってきそうな気がしますね。
第1話「魔女見習いイレイナ」
2020年10月2日 21時00分 放送
「ニケの冒険譚」イレイナはこの本の話に出てくる魔女に憧れて自分もそのような魔女になって旅をしたいのだと小さい頃から思っていた。そして夢に向かって努力したイレイナは無事魔女試験に合格。魔女になるためには魔女に弟子入りをしなくてはならなかった。
しかし14歳という最年少で試験に合格したイレイナを良く思う魔女はいなく、尋ねるたびに門前払いを受けてしまう。諦めず弟子入りを受け入れてくれる魔女を探すイレイナ。そして「星屑の魔女」と呼ばれる怪しげな魔女に弟子入りを頼むことになる。
「星屑の魔女」名前はフラン。フランはイレイナの魔女の弟子入りをすんなり受け入れてくれました。そしてフランとの生活が始まります。しかしフランはイレイナに全く魔法を教えてくれずに雑用ばかりやらせました。
ある日雑用をしているイレイナはフランから突然試験を始めると言われます。試験の内容はフランとの直接対決です。場所につくと容赦なく強力な魔法をフランがイレイナに叩き込んでいきます。イレイナも反撃するも、レベルが違いすぎてボロボロになってしまいます。酷いと泣きだすイレイナにやりすぎたと慌てるフラン、そして事態の経緯を話すのでした。
フランはイレイナの両親から娘を弟子に入れて鍛えてやってくれと頼まれていました。挫折を味わわずに余裕で魔女試験を合格してしまったイレイナに、両親は挫折を経験して欲しかったようです。それを知ってほっとするイレイナ、そこからはフランとの本格的な弟子生活が始まりました。
1年という時間が経過し、イレイナがフランとの対面勝負で勝てるようになってきた頃、フランはイレイナを正式な魔女として認定するのでした。それから3年が経過してすっかり成長したイレイナは一人前の魔女として空中を箒に乗って浮遊し旅をしているのでした。18歳となったイレイナの旅が今、始まります。
シンプルで大変わかりやすい話でしたね。主人公は本の主人公の様に自由に各地を旅する魔女になりたいと夢見る少女イレイナということで、設定は王道という感じだと思いました。そしてその夢に向かって努力した彼女は最年少で魔女試験に合格してしまいました。イレイナはかなりの才能に恵まれていることが分かりましたね。主人公が天才だとみていてすごい爽快な気分になれます。そして弟子入りを頼んだ魔女はフランでした。このフランどことなく飄々としていて不思議な雰囲気でした。
しかしいきなり試験を始めたと思いきや、魔法でイレイナを追い詰めて、雷の魔法まで繰り出すあたり、えげつない人だなと思いましたね。イレイナは泣いてしまいましたし、いじめだと言われても無理もないと思いました。両親の頼みと分かったときはほっとしましたが、それにしてもやりすぎだと思いましたね。そしてなんだかんだ最後は一人前の魔女になったイレイナが描かれていました。これから本の主人公のようなイレイナの魔女としての旅が始まるので、どんなものになるか大変楽しみです。
第2話「魔法使いの国」
2020年10月9日 21時00分 放送
魔女になったイレイナ、各地を旅をしている彼女は今回魔女の国を訪れた。
その国に訪れてすぐ、箒に乗った少女が突然猛スピードでイレイナに突っ込んで来る。少女の名前はサヤ、どうやら彼女は魔女見習いを目指しているようで、イレイナに魔女見習いの試験突破の秘訣を教えてえもらいたいというのだった。
イレイナは魔法使いの国を訪れました。門番は驚くほどすんなり通してくれます。
実はこの世界には魔導士と魔女見習い、そして魔女と三階級がありました。一番上の階級になったイレイナは魔法使いの国ではみんなから羨望のまなざしで見られる存在だったのです。
しかし少女とぶつかって別れた後にホテルを訪れるも追い返されてしまいます。仕方なくオンボロな宿に行くとそこには国に入ってすぐぶつかったサヤがいたのでした。サヤはイレイナに特訓してほしいといいます。
イレイナはサヤに魔女見習いの試験突破のための特訓をしてあげることになりました。イレイナ自身も教える側という立場に悪い気分はしないようでした。先ずは箒の扱いについて教えることになります。サヤはかなり覚えがよくて、すぐに箒をイレイナと同じくらい扱えるようになります。
次は魔法について特訓することにしました。イレイナは風の魔法を使って他の受講者の妨害をするという少し悪いことを教えたのでした。
イレイナは魔女のブローチをなくしていました。なのでホテルの人たちはイレイナを魔女だと気づかずにあのような対応をしたのでした。そして情報を集めるために、聞き取りをするのでした。その夜サヤと一緒の部屋で就寝の時間になります。そこで話しているうちに一緒にいてほしいと言い出すサヤにイレイナはブローチを返してほしいと追求します。
サヤは実は魔法の腕はすでにあり、妹と離れ離れになって寂しいからという理由でイレイナを繋ぎ止めていたのです。イレイナはサヤに孤独は辛いけど強くならなくちゃいけないと言うのでした。そして自分の帽子のスペアをサヤにプレゼントして励ますのでした。
それから6か月が経過して、イレイナは魔法使いの国とは離れた場所にいました。そこで魔女のブローチをつけたサヤの記事を見るのでした。
イレイナはすっかり一人前の魔女になっていました。一話の見習い時代を見ていただけに、感慨深い気持ちになりました。今回イレイナは魔法使いの国を訪れたわけですが、イレイナは魔女ということで入り口で手厚い歓迎を受けていたので見ていて気分がよくなりました。
魔法使いの国では今回のメインであるサヤというキャラが現れました。突然イレイナに突っ込んできたり、いきなりイレイナに魔女見習い試験のコツを教えてほしいと頼んできたりと慌ただしい少女だなと感じました。そんな中で彼女の正体が発覚したシーンは衝撃でした。
イレイナの魔女の証のブローチを盗んだ犯人はサヤで、その理由がイレイナと一緒にいたいからのようでした。そして彼女の修行の呑み込みが早かったのも元からできたからでした。演技をしていると見えなかっため衝撃的な事実でした。しかしサヤの妹に会えず孤独を感じているという気持ちには同情できました。そのうえでイレイナの意見は魔女として孤独に耐えるために強くあるべきという言葉にイレイナの成長を感じました。
こんな感じでいろんな国にイレイナが行く感じの展開にこれからもなる気がしますね。今後の彼女の活躍が楽しみです。
第3話「花のように可憐な彼女」/「瓶詰めの幸せ」
2020年10月16日 21時00分 放送
「花のように可憐な彼女」
旅をしているとイレイナはキレイな花畑に降りる。そこにいた少女から花束を受け取り、花がきれいであるといろんな人にわかってもらいたいから、次に訪れた国の誰かに渡して欲しいというお願いを聞きいれる。
花束を持って近くの国に訪れるイレイナはそこで門番に入国するのを拒まれてしまうのだった。
「瓶詰めの幸せ」
イレイナがいつも通り箒で旅をしていると、瓶の中に幸せを集めている少年エミルに出会う。どうやら彼の家には使用人がいて、エミルは彼女のことが好きなようであった。
彼女はいつも暗い表情をしているので、エミルは幸せにしてあげたいと思っていた。瓶はそのためのプレゼントとして考えていたのだった。
「花のように可憐な彼女」
門番は花を持ち帰ろうとするも別の門番に止められます。花束を取り戻したイレイナ、後から来た門番からこの花には毒があり、魔力がない人間の心を蝕むということを教えてもらいます。そして花は処分してもらうことになりました。
その夜イレイナはニケの冒険譚を確認し、突然変異した自我を持つ植物が魔力を吸い取るという童話を見るのでした。その後気になる点があり国を出る前に花畑の少女を見に行くイレイナ、そこには最初に出会った門番がいて、毒に侵されていました。
花畑に居た少女は彼の妹で、イレイナが国に持ってきた花束の包みを見て妹の居場所を知ったとのことでした。しかし妹は大きな花に飲み込まれてしまったようです。
妹を飲み込んだ花に抱き着いて話しかける門番、彼も花に飲み込まれてしまうのでした。その後花に寄生されたたくさんの亡骸は動きだして、国に向かうのでした。
「瓶詰めの幸せ」
エミルの家に行くとそこにはニノがいました。イレイナはエミルたちとは違う黒髪であるニノの姿を見て東の国の子であると気づきます。そしてご馳走を振る舞ってもらうことになるのでした。
イレイナは主人と会話しているとニナは奴隷であることが判明します。手厳しい扱いを受けていて、イレイナの前で食器を割ったことを怒る主人からその様子が伺えました。それを見たイレイナは割れた食器を魔法で直してニナを励ますのでした。
エミルにニナを元気つけるために今、瓶を使えばいいと教えてあげるイレイナ。エミルは瓶の中の幸せをニノに見せると彼女は泣いてしまいました。その様子を見て、エミルは彼女を抱き幸せにしてあげると励ますのでした。
再び旅に出たイレイナは、以前読んだ童話の話を思い出します。
病気で外に出られない妻に綺麗な景色を持ち帰り見せた夫。妻は自分の状況に絶望して自害してしまうというものでした。そしてニノもおそらくそうなっている、あまりこのことは考えない様にしようとイレイナはその村を後にしていて思うのでした。
前半は花畑の少女のお願いをイレイナが聞く話でした。そんな花畑の輝かしい様子とは一転して結末はかなり壮絶なものでした。
花の正体は人の魔力を吸い取る、変位種、冒頭の少女は花に飲まれ、少女が純粋な気持ちで持っていって欲しいと送った花は国を危険に陥れる形になりました。まさに冒頭にもあったようにきれいなものには棘があると言える展開だと感じましたね。
後半は幸せの瓶の話、幸せを溜めることができる瓶、一見するとみんなを幸せにするだろうと感じたのですが、今回出てきた二ナや童話の妻の様に幸福度が低い人が見ると絶望してしまうという思わぬ落とし穴がありました。エミルの純粋さは二ナにとって苦しいもので皮肉な話でした。
今回は割とバットエンドな二作でした。次はハッピーな展開を期待したいところです。
第4話「民なき国の王女」
2020年10月23日 21時00分 放送
今回イレイナが訪れたのは荒廃しきった国、イレイナは唯一外観を保っていた王城に訪れると、そこで美しい女性に出会う。彼女の名前はミラロゼ、この国の王女であり魔女だった。
ミラロゼ曰く目が覚めたらこの国にいて記憶喪失に陥っていた様子。手紙を取りこの国を滅ぼした巨大な化け物の存在を知るイレイナ。そこで壮絶な戦いを目撃することになるのだった。
「ジャバリエ」それがこの国を滅ぼした化け物の名前でした。ミラロゼはこの化け物と戦うと決意し、イレイナにも戦ってくれないかと誘うもイレイナはあっさり断ります。
ぐっすり眠りにつくイレイナは翌日ミラロゼからご馳走を振る舞ってもらいました。そのお礼としてジャバリエ討伐準備の手伝いをすることになります。
作戦は穴にジャバリエを落として魔法で攻撃するというもの。その穴作りが結構大変でイレイナはヘトヘトになっていました。
作戦が決行され、ミラロゼは箒でジャバリエの攻撃を交わし、うまい具合に誘導、ジャバリエを穴に落とし、魔法を次々に打ち込みます。
イレイナもミラロゼが放っておけなかったようで、現場に駆け付けるのですが、ミラロゼが想像以上に強く、苦笑いして静観していました。
炎のブレスの反撃を受けるミラロゼ、焦ったイレイナがミラロゼのもとに近づこうとするも、炎のブレスがイレイナにも向かいます。
その時防御魔法がイレイナを守ります。無傷のミラロゼはさらに強い魔法を次々に打ち込みながら記憶を取り戻していきました。
圧倒的な力でジャバロゼを倒して城に戻るミラロゼ、イレイナに取り戻した記憶について話します。ジャバロゼの正体は自分の父で国王でした。
父は身分違いの自分と料理人の恋愛を糾弾し、料理人を火あぶりの刑にかけてしまいます。それに怒ったミラロゼは復讐として父をジャバロゼに変える呪いをかけて、意識を残したまま国民を全滅させます。呪いをかけた際にミラロゼは記憶が消えたようでした。
ミラロゼは清清した様子でコトの真相を話す一方、イレイナは浮かない表情をしていました。翌日ご馳走を作って、食卓で話しているミラロゼ、しかしそこには誰もいませんでした。
物陰からその光景を見ているイレイナは直ぐにその場を離れます。そして民をなくし、王女のみとなったその国を去るのでした。
前話でイレイナは民を見殺しにしたりと、結構悪い行動をしていたのですが、今回は割と普通で安心しましたね。
とは言え今回もかなりしんどい話しでした。恋人をなくし国ごと父に復讐したミラロゼ、しかしその先には荒廃しきった自分の国しか残りませんでした。
ミラロゼが最後に一人で話しながらご馳走を楽しんでいるシーンは怖すぎましたね。そして救われないミラロゼ、イレイナもあの場はそっと帰るしかなかったと思いますね。
しかしあれほどの力を持つミラロゼ、何か変な気を起こしたら大変なことになりそうです。やはりあの国に気を狂わせたままとどめておくのが一番なのかもしれませんね。
今回ミラロゼのためにイレイナは自分の意思とは反して体を張った行動をしたのですが、もしかしたら同じ魔女だからなんて考えました。
同じ魔女として本能的にミラロゼに肩入れしたのかなと、考えようは色々ですのでこういった考察も楽しめる面白い物語だなと感じました。
第5話「王立セレステリア」
2020年10月30日 21時00分 放送
とある街で本を手にするイレイナ、その本を見つめながら、王立セレステリアという魔法使いの国での半年前の出来事を思い出す。
イレイナがその街に訪れると突然魔法学校の生徒に同行するよう言われる。しかし拒否したため、追いかけっこが始まるのだった。
夕暮れ時まで続く追いかけっこは、先生が来たことで終わりを迎える。そしてその先生はなんとイレイナの師匠フランであった。
イレイナが魔法学校に来たことによって、門番から知らせを受けていたフラン。その特徴からイレイナではないかと思って、生徒たちに追いかけっこをするように指示したようでした。
優秀な本物の魔女との実力差を知った生徒たち、いい経験になったとフランは思い、イレイナに感謝します。イレイナも優秀な魔女とフランから言われ照れている様子。そんな中話しの話題は二人が好きなニケの冒険譚に移ります。
ニケの冒険譚の最後はフーラを魔女見習いとして引き入れたニケがそれをきっかけに、普通の女性として生きていくことに決めて、代わりにフーラが一人前の魔女として旅を始めるという内容となっています。
その話しに憧れてかつて自分も小説を書いたというフラン、原稿用紙はバッグと一緒にとある街に売ってしまったようです。そしてイレイナにも旅の日記をつけてもらい、いつかまた再会したときに見せてもらいたいとのこと。
後日特別講師をすることになるイレイナは、今まで魔法を教えたことがなかったため、新鮮な気分を味わえて楽しかったようでした。
夕暮れ時にフランとイレイナが話しています。イレイナがこの街に居心地の良さを感じていた理由、それは、みんなが好きな事をして過ごしているので、そんな方針が自分の旅と重なっていたからでした。フランとの会話でそんなことをイレイナは感じ取ります。
またフランと花の話しをしたため、花がプレゼントされそうだと勘ぐるイレイナ。しかしそれをもらっても、枯れてしまいこの先の旅で悲しくなるだけだと思って、ひそかに旅立とうとします。
そこにフランや生徒たちがイレイナを見送りに来てくれました。沢山ちりばめられる花びらを見ながら、イレイナは皆に感謝して、この思い出は大切にしようと思った様子です。
本を見つめているイレイナ、その街にはフランのような人形や銅像が立っており、今度会った時に、フランにこのことを土産話しとして、話してあげようと微笑むのでした。
今回フラン先生と再会した話しだったので凄い平和でした。今まで殺伐としたテーマが続いていたので、やっとハッピーエンドな話しが来たかと思わず安心してしまいました。
フラン先生は一話でも出てきたように、イレイナを魔女見習いとして引き取ってくれた人物で、イレイナにとって家族みたいなものだと感じました。なので王立セレステリアでの生活は実家のような温かさで微笑ましかったです。
フラン先生もニケの冒険譚が好きなようで、小説を書いていた様子。そのバックごと売ってしまった原稿がイレイナが今いる街で、書籍化されて大流行していたので驚きました。
銅像やグッズも作られていて、イレイナも土産話しにしたいと言っていただけに、これはフランが知ったら喜ぶだろうなと思いましたね。
いつかまたイレイナとフランが再開する時が楽しみだなと感じました。
第6話「正直者の国」
2020年11月6日 21時00分 放送
正直者の国では嘘がつけなくなる、それを可能にしていたのが、国王の持つ不思議な剣。そんな国の雰囲気としては、一見静かだが、空気は殺伐としている様子。
そこで国に訪れたイレイナは嘘をつくための法則性を調べていた。その時突然始まる住民同士の喧嘩、それを止めに来た一人の魔女とイレイナは再会を果たすのだった。
住民同士の喧嘩を止めたのはサヤでした。師匠であるイレイナに再開したサヤは大興奮、イレイナは若干引いている様子です。
サヤはどうやら魔女になれたようで、その名もイレイナを参考にして「炭の魔女」、魔法統括協会にも所属しサポートを受けているようでした。協会を探している人がいることを教えるイレイナ、そして二人は依頼主エイへミアに出会います。
エイへミアは自らが王国にかけた、嘘をつけなくなる結界を剣に通して張ったことにより、喋れなくなっていました。国王のことが大好きで役に立ちたかったとのことですが、魔力も失ったようで王国を追い出されてしまった様子です。
エイへミアを助けるために国王の剣を破壊しようと考える魔女三人。門番には、嘘をつけないルールを逆手に取った作戦「本当の言葉の継ぎ合わせ」を使い、信用してもらうことに成功するのでした。
そして城に入ると国王が衛兵を呼び出し、イレイナ達も魔法で応戦することになります。国王の隙をつき箒で剣をたたき落としたイレイナ、国王は自らの過ちを認めたようで、再びエイへミアの手を取り国の運営を始めました。
サヤはイレイナに別れ際、ネックレスをプレゼント。さらにまた離れ離れになるのは寂しいと泣きそうな顔になり、指切りを交わします。そして二人はまた再開しようと笑顔で約束を果たすのでした。
サヤが再登場の回でした。あれから成長して、魔女にまでなっており、魔法を使いこなしていたので驚きです。
相変わらずイレイナにはゾッコンのようで、イレイナにくっつきに行くサヤが面白く、さらにサヤに対して若干引き気味なイレイナの様子も微笑ましかったです。
正直者の国、嘘つきをなくしたい国王が魔女であるエイへミアに頼んで出現させた結界、これにより国の人は嘘をつけなくなります。
嘘は時として人間関係を潤滑にするため、それが使えないというのは表面的に取り繕った今回のような殺伐な街の雰囲気を生み出すんだなと感じました。
国王を無事説得したイレイナ達、エイへミアがまた国王に手を取ってもらえたので良かったです。そして最後のイレイナとサヤの指切りは心が温まるものでした。
第7話「旅人が刻む壁」/「ぶどう踏みの少女」
2020年11月13日 21時00分 放送
「旅人が刻む壁」
ニケの冒険譚では壁で二つの国が分断されていて、とても仲が悪いと記されていた。巨大な壁に阻まれた国で、片方の国の役人は向こうの壁の人より優れていることをアピールしたいという欲求に駆られていた様子。
それを聞いた旅の魔女ニケは何か思いついたのか、突如壁にこの国を褒めるような文字を掘り始めるのであった。
「ぶどう踏みの少女」
ぶどうを収穫してぶどう酒が出来る事を期待している村長、イレイナが次に訪れたのはそんなぶどう酒を特産とする村だった。村長と話している中でどうやら二つの村が、特産であるぶどう酒を巡って販売競争をしていることが明かされる。
そして向こうの姑息な販売商法の対抗手段としてイレイナに村長が頼み事をするのだった。イレイナは最初乗り気ではなかったが、次第に闘争心に火をつけだす。
「旅人が刻む壁」
ニケの提案は旅人が壁に文字をつけていいルールを作り、その数が多いほうが優れているというものでした。向こうの住人もやっていたと促され対抗心を燃やす役人、壁に文字をつけるのは習慣にまでなってしまったそうでした。
そんな国に訪れたサヤ、ニケと話していた役人が現れて何か壁に関する新しい案がないか依頼として問います。それに対してサヤは国の住人が好きに刻んでいいようにルールを変えようと提案するのでした。
ニケの冒険譚でお馴染みの、壁に文字を刻む国を訪れてワクワクするイレイナ。しかし壁がすっかり無くなっていて残念がります。そんなイレイナの前に役人二人が現れました。
サヤのアドバイスである、住人が自由に思いを壁に綴ることを許可するという案を採用したものの、旅人と違って住人の文字は身近な場所に残り続け鬱々しかったそうです。そして住民が文字を消すために壁を削っていると、次第に壁が両国で貫通して取り壊されることとなりました。
崩れた壁によって阻まれていた国の住人たちは交じり合い、今は互いに競い合うことなく共生しながら平和に過ごしているようです。
長年自分たちが優れていると思い込むために隣国を見ないようにする、壁が壊されないでいた背景にはそんな考えがありました。
この国は素晴らしいというニケの文字が刻まれた石碑を見ながら壁が見れなくて残念そうにするイレイナ、更には壁が壊れていても、いい具合に石碑が佇んでいるので、これも想定済みだったのかと勘繰ったりもしていました。
そんなことをイレイナが思っていると壁の破片のお土産を住人からもらいます。そこにはイレイと書かれていたのでした。
「ぶどう踏みの少女」
ローズマリーという美少女をラベルにして売り上げを伸ばしていたあっちの国に対抗しようと、こっちの国もラベルを作るためイレイナにぶどう踏みを頼む村長。
イレイナが返答する間もなく、許可が出たと村長が大声を出すと家を覗いていた村の男達が一斉に部屋に入り大騒ぎしました。しかし女性陣は不服な様子。早速運ばれたイレイナはドレスを着ながら、ぶどう踏みの準備をします。
その時ローズマリーが現れました。罵倒されながらも、村の男たちはメロメロの様子。そしてイレイナを見てちんちくりんの小娘と評するのでした。
煽ってくるローズマリーにイライラするイレイナ、そして村長に向かってやる気を見せます。イレイナはローズマリーに対する怒りをぶどうにぶつける様に激しく踏みつけ、村の男たちもその様子を見て応援していました。
疲れ果てたイレイナは数百もあるブドウ酒を朝からローズマリーが踏んでいるとは思えないと考え、その意見に村長も頷きます。あっちの村の現場に行くと案の定ローズマリーは何もしておらず男たちにぶどう踏みをやらせていました。
イレイナはローズマリー達を捕らえて、産地偽装だと公の場で主張します。両隣の村人たちは互いにブドウを投げ合い戦いが始まりました。
その様子を見ていたイレイナはブドウ酒をたくさん飲みすぎて酔っぱらってしまいます。そしてその勢いで杖を振り回し、大量のブドウを周囲の村人にぶつけてしまうのでした。
後にこの出来事はブドウ投げ祭りというイベントのきっかけとなりました。ストレス発散の効果があって収穫の時期の恒例行事として行われるようになった様子。その中で次第に二つの村の仲は改善されたようでした。
ローズマリーの行方を聞く子供、村長は言葉を濁しつつも、ぶどう踏みをしている女性に話しかけローズマリーが村長の元に振り向くのでした。
村長はローズマリーと結婚してたみたいですね。かなりの勝ち組だと思いました。サヤですが壁を取り壊すきっかけを与えるという何気に凄い偉業を成し遂げていました。
その時に書き綴っていた文がまさかの後に訪れたイレイナのもとに渡ります。彼女の狂ったような思いはしっかりとイレイナに届いたようで微笑ましかったですね。
実は原作ではこの時サヤが長文を書きまくっていたようなので改めてサヤのキャラが立ってるなと感じました。後はブドウ踏みでローズマリーに煽られて怒るイレイナが面白かったです。
そんな様子がラベルとなって今の村にも飾られているのもポイントですね。今回もほのぼのとした話しでよかったです。しばらくドス黒い話しが出てきてないのでそろそろ序盤あたりのような展開も見たくなって来ました。
第8話「切り裂き魔」
2020年11月20日 21時00分 放送
切り裂き魔の襲来、そんな事件の聞き込みを魔法統括協会の魔女が行っていた。その場所は人形であふれる国、イレイナは切り裂き魔の聞き込み調査の現場に遭遇することになる。
面倒ごとに巻き込まれたくないイレイナは、首を突っ込まない様に立ち回っていたのだが、不運なことにも、切り裂き魔の被害に自分も遭ってしまうのだった。
魔法統括協会夜闇の魔女シーラは切り裂き魔の聞き込み捜査をするも、皆意見がばらばらで捜査が難航している様子です。そして近くにいたイレイナにも手がかりを掴んだら教えてと言います。
イレイナが人形の店に入ると、店長が人形を皆に無料で配っているようでイレイナにもあげるよと言います。その行いに感心するイレイナ、しかし人形が不気味なので貰わずに立ち去りました。
イレイナがホテルに泊まることにする中、街のいたるところで見かける人形が部屋の中にもあったので、棚にしまいます。
その夜いつも通り、本を読んで睡眠するイレイナ、目を覚まして洗面台で顔を洗っていると自分の髪型がショートカットになっていることに気づきます。
イレイナがシーラを尋ねると、自分は切り裂き魔の被害に遭っていたのだということが判明しました。シーラの捜査が始まる中、布団に突っ伏しているイレイナ、シーラは捜査と言ってイレイナの布団をひっくり返します。
その後棚に入っている、人形が無くなっていて、更に人形の髪の毛が散らかっていることが判明しました。犯人はおそらく人形を操作する魔法使い、自分の髪を奪った切り裂き魔の捜査に、かなり乗り気なイレイナは罪を償わせてやろうと意気込みます。
イレイナ達が現場に向かおうとすると、受付にある人形の髪が妙に鮮やかであることに気づき、従業員にこの人形の入手場所を聞きだすと、その場所が闇オークションであることが明らかになりました。
早速会場へ潜入しようとするイレイナ達。闇オークションの会場はオペラ座の様になっていて、周囲の観客は皆人形の虜になっていました。
オークションが始まると最初に出品された商品は非正規品でマニアックな格好をしており、それを見たイレイナとシーラは呆れた様子。
そして現れる目玉商品、その人形を見ると被害者の髪の毛を使っていたことが分かります。自分の髪も使っていることに気づき、怒りが湧いたイレイナは魔法を壇上に向かって放ち、その場に上がります。
切り裂き魔に万死に値すると挑発するイレイナ、しかし出てこないので人形に乱暴して、更に圧力をかけます。すると切り裂き魔が登場、その正体は人形屋の店主でした。
喜怒哀楽の表情が見たいと怪しく微笑む切り裂き魔、その様子を見てイレイナは苦笑いしつつも、シーラと協力して拘束することに成功します。
拘束されてもまだ騒ぐ切り裂き魔に呆れつつ、人形の髪に魔法をかけて自分の髪型を元に戻すイレイナ、その後切り裂き魔に死刑になればよかったのにと毒を吐くのでした。
その後イレイナと別れ、魔法統括協会の拠点に捕らえた切り裂き魔を運び終えるシーラ。相変わらず怪しげなことを言う彼女に、流石のシーラもドン引きしている様子です。
するとそこにサヤが現れます。切り裂き魔はサヤも気に入った様子で、不気味がるサヤ、シーラから彼女は灰色の魔女の髪を切り取った切り裂き魔であることを知らされると、サヤの表情が変わります。
そしてその話を詳しく聞こうと、魔法を使って切り裂き魔に聞き取りを始めるサヤ、それに対して魔法をくらっている切り裂き魔は喜んでいる様子でした。
今回魔法統括協会のシーラが初登場しました。かなり手荒い性格のようで、受付の人に聞き取りをする姿はやくざみたいで面白かったです。
どうやらサヤの師匠のようで、イレイナの首飾りを見て反応していたことから、サヤからイレイナの話は聞かされていたのだと思います。
そしてシーラはイレイナとの出来事を切り裂き魔と交えて少しサヤに話しました。すると切り裂き魔よりサヤのほうがいかれてるんじゃと思うくらい、サヤが取り乱した聞き取りを切り裂き魔に始めたのが面白かったです。
しかしサヤの聞き取りで魔法の攻撃を受けても喜んでいる様子の切り裂き魔もやっぱりおかしかったですね。
今回イレイナは不本意な形で髪型がショートになりましたが、意外に似合っておりショートの髪型もありなんじゃないかと感じました。
また切り裂き魔にかなりご立腹だったイレイナ、彼女の毒吐きがいつも以上に冴え渡っていて面白かったです。
第9話「遡る嘆き」
2020年11月27日 21時00分 放送
「薫衣の魔女」エステル、彼女のお金儲けができるという求人に、金欠のイレイナは釣られてしまう。
どうやらエステルは過去で、親友に不幸が降りかかる経験をしており、そんな結末を変えるため、過去に戻る魔法を開発した様子。
そしてイレイナと二人で10年前の街に戻って、悲劇の始まりを阻止することを試みるのだった。
金欠でお腹を空かしていたイレイナ、そんな彼女に興味深い求人が舞い降りてきました。面接に行くとエステルが迎えてくれます。その報酬は袋の中に金貨がいっぱい、それにイレイナは食いつくのでした。
「二丁目殺人鬼」という有名な事件の話をするエステル。ある事件で両親が殺されてしまったものの、セレナと言う少女のみが助かりました。
しかしその後叔父に虐待を受け、それ以来セレナは殺人鬼と化した様子。そうセレナこそ「二丁目の殺人鬼」でした。
そんなセレナはエステルの親友で、三年前にエステルが親友としてセレナに罪を償わせるため、捕まえたようです。その後セレナは警察に捕まり死刑、悲惨な結末を迎えることになります。
今回のエステルの依頼は10年前に魔法で戻り、セレナの不幸な結末を避け、悲劇を止めるというものでした。
魔法使いは魔力がないとき自分の何かを犠牲にして魔法を完成させる性質があり、そこでエステルは限界ギリギリまで自分の血を使ったようです。
そしてまだあと少しだけ血が足りないようで、その量はエステルの魔力がすべて必要になるほどの分量、なのでエステルの補助としてイレイナが必要になったようでした。
具体的な補助方法として魔力の共有ができる指輪を使って、イレイナと共有を考えるエステル。
10年前のこの国に興味があるというイレイナは、エステルの依頼を受け入れるのでした。魔法の準備を仕掛けるも、エステルは貧血で手が震えています。
しかし気合いを入れるエステル、そして魔法の準備が整い、辺りは緑のオーラに包まれました。その中でエステルはイレイナに感謝をします。
10年前に来たイレイナ達、エステルの魔力では1時間がタイムリミットのようです。
作戦はセレナの両親を強盗が来る前に外に出して、現れた強盗を倒すというものでした。簡単だというエステル、しかし過去の世界はパラレルワールド理論となっていて、イレイナはそれじゃ今の世界の自分たちにとって意味ないんじゃと尋ねます。
どうやらそれでも救うことに意味があるというエステル、すると道端でエステルがセレナを見つけました。
感極まって抱き着くエステル。少女のセレナは変質者呼ばわりするも、セレナの性格を知っているエステルはそんな言葉も嬉しそうにします。
その後、セレナの両親の元に行き、エステルが外に誘導することに成功。一方でイレイナは黒いフードの強盗を待ち伏せしていました。
しかし遅くなっても来ない強盗、そしてめった刺しと言うエステルが言ったワードに気掛かりを感じるイレイナ、すると指輪の魔力が反応します。そしてその先に向かうと両親とエステルが血だらけで倒れていました。
エステルの認識は何もかもが間違っていたようで、セレナは昔からの殺人鬼でした。そしてイレイナの目の前には血だらけのセレナが立っています。
狂気の姿で人を葬るのが快楽と言うセレナ、そしてエステルの事は親友だとも思ってないというのです。セレナの狂気がイレイナにも襲い掛かります。
次の瞬間エステルが起き上がり、騙されていたことに激情してセレナを魔法で次々に叩きのめすのでした。
魔法をぶつけられても尚、高笑いしながらエステルを見るセレナ、そして首を狙い仕留めに行くエステルに、イレイナが指輪を外し止めに掛かります。
指輪が外れると10年前に来た時と同じ、緑のオーラが辺りを照らしました。しかしエステルが去り際に残った魔力でセレナを葬ってしまいます。
そして現代に戻るとエステルはセレナの記憶が消えていました。どうやら記憶を代償に魔力を最後に振り絞ったようでそれが記憶喪失の原因の様子。どんよりした空気が漂いイレイナはそこから飛び出します。
何もできなかった自分を悔いるイレイナ、自分はただの旅人、そう自分に言い聞かせるも、未熟で何もできない無力さに襲われて泣き出すのでした。
今回久々のとんでもない鬱話になっていました。終わった後は心がどんよりしましたね。見終わった後気づいたのですが、公式サイトの予告に過激な描写があると書いてありました。それを見てれば多少変わったのですが、無警戒でこの話を見たので心臓に悪かったですね。
とにかくエステルが報われませんでした。ずっとあのままセレナが友達であると思い込んでいるほうが彼女のためだったのかもしれませんね。
正に知らないほうがいい事もあるとはこのことをいうのだと言った感じでした。イレイナも魔女旅始まって以来の凹みようでした。
思わぬトラウマを背負ってしまったイレイナ、これは次回も引きずることになってしまうのでしょうか、自分的には次回冒頭はいつも通り元気な私ですと言ったようなイレイナが見たいですね。
とは言えそろそろ鬱話を見たいななんて言ってただけに今回の話は大変満足でした。次回も楽しみです。
第10話「二人の師匠」
2020年12月4日 21時00分 放送
シーラはサヤに古い箱をクノーツにある魔法統括協会に渡す依頼を任せる。休暇を取るとのことで、箱を開けてはならないとサヤに命じるシーラ。
その後シーラはフランの元に尋ねた。久しぶりの再会にお互いに会話が弾む中、生徒たちに休暇を取ると言って、フランはシーラと一緒に学院を離れるのだった。
シーラが弟子を取ったことを知るフラン、イレイナやサヤと言っためぐり逢いを知り世界は狭いなと感じた様子。
休暇に一緒に出掛けるなんてこれまでは想像もつかなかったと共感しあう二人。そして弟子時代に思いを馳せるのだった。
過去の話が始まるとフランの師匠が弟子を取るというのです。その人物がシーラでした。シーラはフランを見ると弱そうだと毒を吐きます。姉妹弟子の間には出会い早々不穏な雰囲気が漂っていました。
そんな様子を見て師匠は微笑んでいますが、フランは馬が合わないシーラの出現に頭を抱えました。
事ある度に言い争うフランとシーラ、そこで師匠は毎回、間を取って意見を決めていたのでした。そんなグダグダな二人ですが、師匠の事は二人とも見とれているようです。
クノーツを訪れた三人、報酬にがめつい師匠はさっそく依頼を受けることに。今回の依頼は魔法使いの誹謗中傷を行う組織の殲滅でした。その組織は魔法を使えない集団のようで魔法使いが嫌いだそうです。
旅人に頼る理由を尋ねると組織の連中は不思議な力を持つ強力な道具を持っているようで、魔法使いでも対応しきれないようでした。
そんな話を聞いて師匠はしくじったら破門という条件でフランとシーラに依頼を受けるよう頼みます。
二人は自分が組織のメンバーを捕らえて、憎たらしい相方を破門にさせてやろうと、やる気を出すのでした。
組織の構成員を捕まえて早速脅すフラン、その様子を見ていたシーラは自分の手柄だと主張しフランと喧嘩が始まります。
しかしその間に構成員が逃げてしまいました。互いに足を引っ張り合う中で何日経過しても一人も捕まえられない日々が続いたようです。
そんなある日フランの前にお婆さんが現れます。フランの読んでいる新聞には組織のリーダーが魔法使いの首をはねるという事を宣言したという新聞が書いてありました。
命を狙われて好都合と言うフラン、そして組織のボスはそのお婆さんで、周囲の人は皆構成員でした。
囲まれるフラン、杖を取り上げられて捕まってしまいます。その先にはシーラも捕まっていました。
ボスは魔法使いへの恨みを語りだします。シーラがボスを挑発すると怒ってシーラ達を一斉に仕留めに掛かりました。しかし隠していたナイフを出すシーラ達、そして目にも止まらぬ体術を披露して杖を取り上げるのでした。
そこからは圧倒的、拳銃も魔法で防ぎ、お互いの魔法が組織の構成員に炸裂します。そしてボスも吹っ飛ばし、息が切れつつも組織を殲滅し終えました。
背中を合わせる二人、どうやらシーラは独学で魔法を覚えたようで師匠の財布を盗もうとした瞬間捕まってしまい、魔女について知ったようでした。
野良猫の生活を脱するために師匠の弟子を懇願した様子。
フランが魔女弟子になった理由は自分の故郷には魔女がないようで、食いっぱぐれることがないから弟子入りを懇願したというのでした。
組織を一網打尽にした二人、師匠が故郷に戻ると、二人とも一人前の魔女である証をもらいます。フランは星屑の魔女、シーラは夜闇の魔女の名前を与えられます。
髪からして反対ではないかというツッコミに対しては、二人は離れていても一緒だという意味合いがあると師匠は言うのでした。
それからは各々の道を進んだ二人、現在に至りお互いに大人になったことを実感した様子です。その時シーラは小箱について思い出し急遽行き先を変更するのでした。
イレイナが次に向かう国が決まったようです。その国こそ自由の街クノーツでした。
まさかの来週への伏線回でした。フランとシーラが昔組織を捕まえたという国はこれからイレイナとサヤが訪れようとしているクノーツと言う国でした。
という事はまたあの組織のボスのお婆さんが現れてイレイナ達を襲うのかもしれません。おそらくシーラとフランが向かった先もクノーツですが、どのような展開になるのか楽しみになりましたね。
師匠はイレイナと同じ服装をしていてイレイナの母であると感じました。やっぱりイレイナは母と比べてしまうと子供な感じがしますね。
次回は骨董同との再戦になると思いますが、果たしてイレイナ達だけで手に負えるのか、またシーラ達はどのタイミングで助けに来てくれるのか、ここら辺に注目して見ていきたいなと思いました。次回が楽しみです。
第11話「二人の弟子」
2020年12月11日 21時00分 放送
魔法使いを嫌う過激派組織「骨董堂」はニケの冒険譚に描かれており、存在を知っていたイレイナ。クノーツの街に訪れて、そんな骨董堂の復活を知り、面倒ごとを避けようと普通の女の子の格好でイレイナは街に出る。
サヤも小箱を届ける仕事を受け、クノーツに来ていた。そしてそこで妹のミナと再会。そんな状況の中イレイナとサヤの体に変化が起きようとしていた。
何も知らないサヤが街を箒で飛んで任務を果たそうとしていると、街の人はこんな情勢の時にと困惑していました。
裏路地を飛んでいるとお婆さんに呼び留められるサヤ。お婆さんの正体は骨董堂のリーダーでそれに気づかずにやり取りするサヤは去り際に魔法道具をぶつけられてしまいます。
違う裏路地を歩いていると少女に捕らえられるサヤ、その正体は妹ミナでした。彼女は協会の仕事で潜入調査をしているようです。会話をしながら各々の業務に取り掛かることになります。
イレイナがニケの冒険譚にそりながら観光を楽しんでいると、後ろから骨董堂のリーダーに魔法道具をぶつけられてしまいました。
イレイナは意識が薄れながらも、気が付くと目の前にはミナがいて、自分の体はサヤになってしまいます。何も知らずに箱を開けてしまうイレイナ、空気中に何かの物質が霧散しました。
サヤの姿になったイレイナがミナに話しかけると様子がおかしいようで、突然好きだと言いだします。どうやらミナは昔から姉のサヤが大好きなようで、そんな思いが爆発しました。
顔を近づけて来るミナを気絶させて窮地を脱するイレイナ、路地を出ると町は大騒ぎで、イレイナはこの騒ぎは箱を開けた自分のせいだなと感づいた様子です。
そして街を見渡すとイレイナの姿をしたサヤが鏡に向かって興奮しながら好きと言っていました。そんなサヤにイレイナが話しかけると、二人はお互いが入れ替わっていることに気づくのでした。
二人が状況を整理していると、骨董堂のメンバーが自分達の計画通りだと騒いでいました。そこでイレイナ達は杖を出して一瞬で捕らえてしまいます。
彼らからリーダーの場所を聞き出し、早速リーダーも捕らえました。イレイナはニケの冒険譚に出てくる骨董堂のリーダーを見つけて嬉しそうでした。
リーダーは骨董堂のメンバーはまだまだ残っていると高笑いします。確かにそれはやばいと困惑するイレイナ達、そこにシーラとフランが現れました。
二人の師匠が骨董堂の残存メンバーを捕まえてしまったようで打つ手がないリーダーは泣き出します。
そしてリーダーから箱の呪いに掛かった街の人の戻し方を聞き出すと、それを実行して無事街は元に戻りました。
事件解決後面々はクノーツでの出来事を振り返ります。その中でサヤと妹のミナが別々になった背景がシーラの意図によるもので、自立させるためという事が明らかになりました。
姉のサヤの前では冷たい態度をとっていますが実はサヤが大好きなミナ。引き離されたことを怒っていたという話を聞いたイレイナは、意外ではないとクノーツでの出来事をサヤにほのめかします。
更にシーラも似たもの姉妹であることを茶化し、ミナは恥ずかしがるのでした。
イレイナと離れたくないと駄々をこねるサヤは、プロポーズとも取れる言葉をイレイナに投げますが断られてしまいます。そんな時イレイナはミナに睨まれて敵意を感じた様子。
フランから、フランたち師匠の正体を問われますが、気づいていないふりをするイレイナ。気づいてしまったら自由なこの生活が変わってしまうかもしれないという危惧があるようです。
そんな事は気にしなくていいとするフラン、そして故郷に少しは帰って欲しいとフランが呟くと、イレイナはやっぱり皆のことが大好きだと返すのでした。
ただの灰の魔女としての旅人でいたい、そんな事を思いながらイレイナはまた新たな旅を始めました。
今回は予想通り骨董堂が再登場しました。そんな骨董堂を見ていて思ったのが予想以上に弱すぎだったことですね。
前回フランとシーラに惨敗していたわけで、何かさらに追い詰める策を用意してくると思ったのですが、特に苦戦することなくイレイナとサヤにやられてしまいました。
ただ入れ替わりの魔法と惚れの成分が入った小箱を使った作戦はかなりいい線言っていたと思いましたね。
やはり魔女が強すぎだなと改めて感じました。なんというかリーダーもいろいろ試行錯誤してるのに、理不尽な魔法の力により一瞬で逆転されてしまって少し気の毒に感じたのでした。
その後はサヤとミナの姉妹関係や、イレイナの思うフランとシーラの師匠の正体について興味深い内容が描かれていたと感じました。
次回は最終回なのでイレイナの故郷について描かれそうだなと思いますね。
第12話「ありとあらゆるありふれた灰の魔女の物語」(最終回)
2020年12月18日 21時00分 放送
イレイナが次に訪れた国では「願いを叶えられる」といった内容の文字が門に書いてあった。国の中に入ると、もう一人の自分が出現。
様子が異なる自分に驚くイレイナ、さらに他にも色々な性格のイレイナが出現。イレイナは異なる性格をした自分と触れ合っていく中で、自らの考えている願いとは一体何の事なのだろうか、という事に関して考えていくのだった。
願いを叶える国では15人のイレイナがいました。そして眼鏡をかけたイレイナは「知的な私」と自らを名乗ります。沢山の特徴をもつイレイナがそこにはいて、16人目のイレイナは「主人公の私」と呼ばれることになりました。
「知的な私」曰く「粗暴な私」がかなり暴れているようです。「主人公の私」が指揮を執ることになり、玉座に座って他イレイナに「粗暴な私」を捕まえてくるよう命令するのでした。
その時「粗暴な私」が現れて、「主人公の私」以外のイレイナが身動きを封じられてしまいます。そして「主人公の私」と「粗暴な私」が一対一で戦うことに。
結果は互いに実力が拮抗しており、二人とも力を使い尽くして倒れてしまいました。「粗暴な私」に「主人公の私」は自分達の願いが、違う可能性の私を見る事だと主張します。
「粗暴な私」は納得した様子で和解することに成功しました。それからイレイナ全員で本を作ることになります。
目を覚ますイレイナ、夢かと思っていると、手元には「魔女の旅々」と描かれた本があり、再び新たな場所に旅立つのでした。
イレイナがとある街を歩いていると一人の少女とぶつかります。お互い話し合って、その場を後にするのですが、実はこの少女は後にイレイナと一緒に旅をすることになる「アムネシア」と言う名の人物なのでした。
「魔女の旅々」最終回という事で、今回はイレイナの話でした。いろんなイレイナが登場し、みんな個性豊かで面白かったです。全員見てみた感じ、やはり主人公のイレイナが、一番バランスよく流石主人公だなと感じたのでした。
粗暴なイレイナとの戦いでは、凄まじい戦闘シーンが描かれており迫力満点で大満足でしたね。いろんな可能性の私を見て、遂に「魔女の旅々」と言う本を完成させタイトルの伏線も回収、綺麗な終わり方だと思いました。
そして最後には二期を想定させる描写が、「アムネシア」と言う少女、イレイナと旅をするようなのですが、彼女はいったい何者なのでしょうか。
これまでイレイナの旅は一人で行っていたので、二期があるなら一期とはまた違った楽しみ方が出来そうですね。続編に期待が高まります。
魔女の旅々(アニメ)|製作会社・公式サイト・声優
放送 | 2020年秋(10月2日(金)) |
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製作会社 | C2C |
声優 | イレイナ:本渡楓 フラン:花澤香菜 サヤ:黒沢ともよ シーラ:日笠陽子 |
公式サイト | 魔女の旅々公式サイト |
公式ツイッター | 「魔女の旅々」公式Twitter |
wikipedia | 魔女の旅々wiki |
魔女の旅々(アニメ)|オープニングとエンディング
オープニング | 上田麗奈(ランティス)「リテラチュア」 |
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エンディング | ChouCho(ランティス)「灰色のサーガ」 |
魔女の旅々に似たおすすめアニメ
まとめ
アニメ魔女の旅々を無料で見るなら一番おすすめの配信サイトはU-nextです。U-nextならアニメは無料で見れて、原作小説や漫画も有料プランで見れます。
続いて先行配信ですがABEMAで地上波先行・独占先行配信を行っています。なので一番早く地上波に近いタイミングで無料先行配信でアニメを見るならABEMAがおすすめです。
原作も好評な魔女の旅々はほのぼのとした魔女イレイナの日常を描いた作品となっています。一話完結から長編まで幅広い楽しみ方ができるわけです。
そんな原作がアニメ化して、ますます魔女の旅々を注目したいところです。イレイナは魔女になって一体何を体験していくのでしょうか。
本ページの情報は2020年10月時点のものです。最新の配信状況は公式サイトにてご確認ください。